砂利の月極駐車場の除草作業を効率的に進めるためのガイド!
月極駐車場の維持管理で避けて通れないのが「雑草対策」。砂利敷きの場合、雑草が生えやすく、放置すると見た目が悪くなるだけでなく、利用者の利便性も低下します。今回は、実際の作業に使用した道具とその手順をご紹介します。
なぜ除草が必要なのか?
駐車場の雑草を放置すると、以下のような問題が発生します。
- 1.見た目が悪くなる
- 管理が行き届いていない印象を与え、利用者の満足度に影響。
- 2.区画が見えなくなる
- ロープが草で見えなくなり、駐車がしづらくなる。
- 3.雑草の根が砂利を固める
- 地面がデコボコになり、駐車しづらくなる。
- 4.害虫の温床に
- 蚊やダニの発生原因になることも。
適切な除草をすることで、美しい駐車場を維持し、利用者の満足度を向上させることができます。
使用する道具
弊社では除草作業には以下の道具を使用します。
すべて使用するわけではなく、現場の状況により道具を使い分けています。服装等はまた次回に説明します。
- ・充電式草刈機
- 広範囲の草刈りに適しており、効率よく作業可能。充電式でエンジン式より音も静かなので近隣への配慮にもなります。
- ・充電式ポールヘッジトリマ
- 背の高い雑草の刈り込みに便利。草刈り機に比べ、砂利が飛びにくく、隣地が住宅等の場合に使用。
- 通常は生け垣の剪定に使用する道具なので使用の際には自己責任でお願いいたします。
- ・グラウンドトリマ
- 砂利の間に生えた細かい雑草の処理に最適。
- ・三角ホー
- 地表の雑草を根ごと削り取るのに便利。掘る・切る・削るに使用でき、長柄でしゃがまなくても良いので使いやすいです。
- ・剣先ショベル
- しつこい雑草の根を掘り起こすために使用。
- ・ラチェット式枝切りバサミ
- 太い草や低木の剪定に活躍。
- ・アメリカンレーキ
- 刈った雑草を除去するために活躍。
- ・箕(み)
- 刈った雑草を集めるために使用
- ・ジャンピング集草バッグ
- 刈った草を入れるために使用。自立するので作業がしやすいです。
- ジャンピング!
- ・ゴミ袋
- 刈った草やゴミの収集・処分用。
- ・充電式噴霧器
- 液体除草剤をムラなく散布するために使用。
- ・ハンディ散粒器
- 粒状除草剤の均等な散布に役立つ。
- 穴が各サイズあるのでとても使いやすいです
- ・長柄プラほうき
- 除草後の砂利の掃き掃除に使用。コシが強いので集めやすいです。
- ・農業フォーク
- 回収した草を軽トラックに乗せるのに使用。
- ・軽トラック荷台シート
- 軽トラックに乗せた草を運搬する際に使用。刈った草が飛散しないように。
- ・ヤブ蚊スプレー・蜂用殺虫剤
- 作業中の害虫対策として準備。
作業手順
- 1.殺虫剤と防虫剤を散布
- 草刈り作業の前に殺虫剤や防虫剤を使用することで、害虫の影響を軽減し、作業をスムーズに進めることができますね。特に、蚊やダニ、毛虫などの害虫が発生しやすい場所では、事前に薬剤を散布することで安全性を向上させることができます。
- 2.草刈りと剪定
- 充電式草刈機やポールヘッジトリマを使って背の高い雑草を刈り込み、グラウンドトリマで細かい部分を仕上げます。
- 3.根の除去と地表整備
- 剣先ショベルや三角ホーを使い、しつこい雑草の根をしっかり取り除きます。
- 4.刈った草の回収
- アメリカンレーキを使い、除草した草を集め、軽トラックに乗せたり、集草バッグに入れます。
- 5.除草剤の散布
- 充電式噴霧器で液体除草剤を散布し、ハンディ散粒器で粒状除草剤をまいて、雑草の再発を予防します。
- 6.後片付け
- ゴミ袋に刈った草を入れて回収し、掃除を行います。
まとめ
駐車場の雑草対策には、適切な道具を使うことで作業効率を向上させられます。特に充電式工具を活用すると、騒音を抑えながらスムーズに作業できるのがポイント。砂利の調整と除草剤の併用で、快適な駐車場を維持しましょう。