
内見で部屋の傾きを見抜く!レーザー墨出し器とビー玉で傾斜を確認
こんにちは、美濃善不動産のNです!
物件を内見されたお客様から、こんなご相談をいただきました。
「なんとなく部屋が傾いている気がするんですが…」
住んでみてから気づくと大変な“部屋の傾き”。でも、内見の段階で気づけるのはとても大切なことです。今回は、実際に空室の物件で行った傾きチェックの様子をレポート形式でご紹介します!
■ 内見時の違和感からスタート
お問い合わせをいただいたのは、築年数の経った木造の貸家。お客様が内見された際に「なんとなく体が斜めになるような…」と感じたとのこと。
こうした感覚は、実はとても大切なサイン。目に見えない“傾き”を体が察知しているのかもしれません。
■ 使用した道具
今回は、以下の3つの道具を使って調査を行ってみました!
• レーザー墨出し器:水平ラインを正確に出すためのプロ仕様の道具。

• コンベックス(巻尺):レーザーラインから床までの距離を測定。
• ビー玉:床の傾きを直感的に確認するためのシンプルなアイテム。

■ 測定した部屋の概要
• 間取り:8畳の正方形(3.6m × 3.6m)
• 調査方法:部屋の中心にレーザー墨出し器を設置し、四方と四隅の床とレーザーの距離を測定。


■ 測定結果
中央部の基準高さ:10.4cm
各壁のレーザーまでの高さ:
• 東:11.0cm(+0.6cm)
• 西:12.2cm(+1.8cm)
• 北:10.9cm(+0.5cm)
• 南:11.6cm(+1.2cm)
四隅のレーザーまでの高さ:
• 北西:12.0cm(+1.6cm)
• 南西:12.6cm(+2.2cm)
• 北東:11.0cm(+0.6cm)
• 南東:11.5cm(+1.1cm)

■ 結果と考察
測定結果から、部屋全体が南西方向に向かって傾いていることがわかりました。最大で2.2cmの高低差があり、これは体感でも違和感を覚えるレベルです。
傾斜角を計算すると、約0.7度。これは建築基準法の許容範囲(1/200 ≈ 0.29度)を超えている可能性があります。
さらに、ビー玉を床に置くと、やはり南西方向にスーッと転がっていきました。
■ 傾きの原因は?
空室の物件で傾きが見られる場合、一般的には以下のような原因が考えられます:
• 地盤沈下:特に築年数が経っている場合、地盤の影響で建物が傾くことがあります。
• 基礎の劣化:コンクリートのひび割れや沈下。
• 構造材の変形:木造住宅では、経年による梁や柱の歪みも影響します。
■ 不動産会社としての対応
今回のように、お客様からのご指摘を受けて調査を行うことは、物件の安全性や信頼性を確認する大切なステップです。
私たちは以下のような対応を行いました:
1. 現地での傾き測定
2. 結果の報告と説明
3. 必要に応じてオーナー様へ報告・専門業者への相談
■ 内見時にできる傾きチェックのコツ
内見の際に「傾いてるかも?」と感じたら、こんな方法で簡易チェックができます:
• ビー玉を持参して転がしてみる
• スマホの水平器アプリを使う
• 家具や建具の傾きを観察する(ドアが自然に開閉するなど)
• 体の感覚を信じる!

■ まとめ
今回の調査では、実際にお客様の感覚通り、部屋に傾きがあることが確認されました。こうした違和感を見逃さず、しっかりと調査・対応することが、安心できる住まい選びにつながります。
物件選びは、見た目だけでなく「住み心地」も大切。気になることがあれば、どんな小さなことでもお気軽にご相談ください!
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