
【岐阜市版】岐阜市の地価は上がった?下がった?令和8年地価公示データから読み解く本当の市況
令和8年(2026年)の地価公示が国土交通省より発表されました。 当社は岐阜市を中心に不動産売買をサポートしており、毎年この地価公示を重要な指標として分析しています。
今年の岐阜市の地価は、新聞やニュースでは「上昇傾向」と表現されることもありますが、実際のデータを細かく見ると、必ずしも“上昇”とは言い切れません。 むしろ、用途によっては下落しているものもあり、岐阜市の地価は「横ばい」が最も正確な表現と言えるでしょう。
この記事では、岐阜県が公表している市町別用途別平均価格・平均変動率表をもとに、
・どの用途が上昇し
・どの用途が下落し
岐阜市の不動産市場が今どのような状況にあるのかを、不動産会社の視点でわかりやすく解説します。

1. 岐阜市の地価公示データ(令和8年)
まずは、岐阜市のデータを用途別に整理します。
| 用途 | 平均価格 | 変動率 | 傾向 |
|---|---|---|---|
| 住宅地 | 66,500円/㎡ | -0.1% | 微減 |
| 宅地見込地 | 13,000円/㎡ | -0.8% | 下落 |
| 商業地 | 128,700円/㎡ | +0.3% | 微増 |
| 工業地 | 37,500円/㎡ | +0.7% | 上昇 |
| 全用途平均 | 82,100円/㎡ | +0.1% | 横ばい |
この数字を見ると、岐阜市の地価は「用途によってバラバラ」であることがわかります。
2. 岐阜市の地価は本当に上昇しているのか?
結論から言うと、
✔ 岐阜市の地価は“全体としては横ばい”
✔ 住宅地はむしろ微減
✔ 上昇しているのは商業地と工業地のみ
というのが、令和8年の正確な状況です。
ニュースなどで「岐阜県の地価は上昇」と報じられることがありますが、それは県全体の平均値であり、岐阜市単体の住宅地は下落しています。

3. 用途別に詳しく分析
ここからは、用途ごとに岐阜市の地価動向を詳しく見ていきます。
■ ① 住宅地:-0.1%(微減)
住宅地の平均価格は 66,500円/㎡、変動率は -0.1%。 数字だけ見るとほぼ横ばいですが、実質的には「微減」です。
● 下落の背景
・郊外エリアの需要減
・車依存エリアの人気低下
・若い世代の“駅近志向”の強まり
岐阜市は広く、長森・高田・柳津などの郊外では横ばい〜微減が続いています。 一方で、岐阜駅周辺や加納などの駅近エリアは堅調で、エリア間の二極化が進んでいます。
■ ② 宅地見込地:-0.8%(下落)
宅地見込地は 13,000円/㎡、変動率は -0.8% と明確に下落。
● 下落の理由
・開発需要の鈍化
・インフラ整備の遅れ
・供給過多感
宅地見込地は将来的に宅地化が期待されるエリアですが、近年は開発スピードが鈍化しており、地価は弱含みです。
■ ③ 商業地:+0.3%(微増)
商業地は 128,700円/㎡、変動率は +0.3%。
● 上昇の理由
・名鉄岐阜駅周辺の商業集積
・JR岐阜駅周辺の再開発
・店舗需要の底堅さ
ただし、上昇幅は小さく、横ばいに近い動きです。 「商業地が大きく上昇している」という印象は誤りで、あくまで“微増”です。
■ ④ 工業地:+0.7%(上昇)
工業地は 37,500円/㎡、変動率は +0.7% と比較的堅調。
● 上昇の理由
・物流需要の増加
・倉庫・配送センターの需要拡大
・交通アクセスの良さ
岐阜市は名古屋圏とのアクセスが良く、物流拠点としての需要が高まっています。
4. 岐阜市の地価はなぜ「上昇」と言われるのか?
実際には横ばい〜微減の用途もあるのに、なぜ「上昇」と言われるのか。
理由は次の2つです。
■ ① 県全体では住宅地が+0.2%で上昇している
岐阜県全体の住宅地は +0.2% と上昇しています。 そのため、報道では「岐阜県の地価は上昇」と表現されがちです。
しかし、岐阜市単体では -0.1% と微減。 県全体の数字と混同されやすいのです。
■ ② 駅周辺の商業地・工業地が上昇している
岐阜駅周辺や名鉄岐阜駅周辺は確かに上昇しています。 この“目立つ上昇”が、全体の印象を押し上げています。
5. 岐阜市の不動産市場は今後どうなる?
令和8年の地価公示を踏まえ、今後の岐阜市の不動産市場について当社の見解をまとめます。
■ ① 駅近住宅地の人気は続く
共働き世帯の増加や交通利便性の重視により、 「駅徒歩圏」の価値は今後も高まると考えられます。
■ ② 郊外は横ばい〜微減が続く可能性
人口動態やライフスタイルの変化を考えると、 車依存エリアの需要は大きく伸びにくい状況です。
■ ③ 商業地は名鉄岐阜駅周辺が牽引
商業地全体は微増ですが、名鉄岐阜駅周辺は引き続き堅調です。
■ ④ 工業地は物流需要で安定
ネット通販の拡大により、工業地は今後も安定した需要が見込まれます。
6. 岐阜市で不動産売却を検討している方へ
地価公示は売却価格を決める際の重要な指標です。
・駅近の住宅を所有している
・商業地に土地を持っている
・郊外の土地の売却を検討している
・相続した土地の価値を知りたい
こうした方は、今年の地価動向をチェックしておくことをおすすめします。
7. まとめ:岐阜市の地価は「横ばい」が実態
令和8年の岐阜市の地価公示を総合すると、次のようにまとめられます。
・住宅地は微減(-0.1%)
・宅地見込地は下落(-0.8%)
・商業地は微増(+0.3%)
・工業地は上昇(+0.7%)
・全用途平均は横ばい(+0.1%)
つまり、
✔ 岐阜市の地価は「上昇している」というより“横ばい”
というのが最も正確な表現と言えるでしょう。

岐阜市の不動産のご相談は当社へ
地価公示はあくまで指標のひとつであり、実際の売却価格・購入価格は物件の状態や周辺環境によって大きく変わります。
・価格査定
・売却戦略のご提案
・購入相談
・相続不動産の活用アドバイス
・遊休不動産の活用
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