
岐阜市の不動産管理会社が定期巡回で発見!駐車場ブレーカーボックスの緊急補修を行いました
賃貸管理の仕事というと、アパートやマンションの管理をイメージされる方が多いかもしれません。しかし実際には、建物だけでなく、共用部や駐車場設備の点検・維持管理も重要な業務の一つです。
先日、当社で管理している駐車場の巡回点検を行っていた際、ブレーカーボックスの破損を見つけました。設備の安全性に関わる問題だったため、その場で応急処置を実施しましたのでご紹介します。
定期巡回で発見した異常
今回の現場は管理駐車場内に設置されているブレーカーボックスです。
ブレーカーボックスは照明や設備電源などの電気を管理する重要な設備であり、雨水の侵入や内部機器の劣化は漏電や故障につながる可能性があります。
現地を確認したところ、長年にわたる風雨や紫外線の影響により木製部分が腐食し、天板が固定できない状態になっていました。
さらに天板は風にあおられて外れてしまっており、ボックス内部が直接雨にさらされる状態となっていました。
当日は天候こそ安定していましたが、今後の降雨や台風シーズンを考えると非常に危険です。
少量の雨水であっても長期間にわたって内部へ侵入すると、
- ・ブレーカーの故障
- ・電気設備の不具合
- ・漏電リスクの増加
- ・修繕費用の増大
などの問題が発生する可能性があります。
設備のトラブルは発生してから対応すると利用者様にご迷惑をお掛けすることになります。そのため、今回はできる限り早急に対策を講じることにしました。

天板が飛び、青空が見えていました
放置せずにその場で対応を判断
現場確認後、まずは応急処置が可能かを検討しました。
本来であれば新しい材料を準備し、後日改めて修繕工事を行うのが理想です。しかし、次の雨が降る前に応急的でも雨水の侵入を防止することが優先だと判断しました。
そこで会社に保管してあった資材を活用し、現地で補修を行うことにしました。
賃貸管理の現場では、このような判断が求められる場面が多くあります。
もちろん安全性を最優先に考えることが前提ですが、状況によっては迅速な応急対応によって被害を最小限に抑えることができます。
今回はまさにそのケースでした。

腐食した横板を交換
まず最初に確認したのはボックス側面の状態です。
天板が飛ばされた原因を調査すると、天板を支える横板が腐食して強度を失っていました。
木材は長年屋外で使用されると、雨や湿気の影響で徐々に劣化します。
特に今回のように雨風を直接受ける場所では、見た目以上に内部の腐食が進行していることも少なくありません。
そこで腐食していた部分を撤去し、新たにコンパネを必要なサイズにカットして交換しました。
現場で寸法を確認しながら加工を行い、しっかりと固定していきます。
新品の設備に交換するわけではありませんが、腐食した状態のまま放置するよりも格段に安全性が向上しました。
横板部分がしっかりしたことで、天板を保持するための下地も確保することができました。

天板にはプラダンを活用
次に天板部分の補修を行いました。
今回使用したのはプラスチック段ボール、いわゆる「プラダン」です。
プラダンは軽量で加工しやすく、耐水性にも優れているため、応急処置用の資材として非常に便利です。
会社にあった材料を活用し、サイズを合わせて加工した後、天板として取り付けました。
固定にはネジを使用し、風で飛ばされないようしっかり固定しています。
これにより雨水が直接ブレーカーボックス内部へ入り込むことを防ぐことができました。
応急処置ではありますが、当面の安全性を確保することができたため一安心です。

開閉可能な形で取り付けしました。密閉しすぎると結露が発生するのでスキマも確保しました。

天板にしたプラダンはネジで固定しました

小さな異常が大きなトラブルにつながる
今回の事例は、一見すると「ただの壊れた箱」に見えるかもしれません。
しかし、設備管理の現場ではこうした小さな異常こそ注意が必要です。
例えば、
「少し板が腐っているだけ」
「天板がぐらぐらしているだけ」
と思っていたものが、数か月後には大規模な修繕や設備交換につながることがあります。
特に電気設備は安全に直結するため、早期発見と早期対応が重要になります。
もし今回の状態を長期間放置していた場合、
- ・雨水侵入によるブレーカー故障
- ・電気系統の不具合
- ・利用者様への影響
- ・高額な修繕費用の発生
などのリスクが高まっていた可能性があります。
賃貸管理において大切なのは、問題が起こってから動くことではなく、問題が大きくなる前に動くことです。

フタはフックを付けて固定しました。
巡回点検の大切さ
今回の不具合も、定期巡回を行っていたからこそ発見することができました。
普段利用される方にとっては、ブレーカーボックスをまじまじと確認する機会はほとんどありません。
そのため管理会社が定期的に現地を確認し、
- ・建物外観
- ・共用灯
- ・駐車場設備
- ・ゴミ置場
- ・看板
- ・フェンス
- ・排水設備
などを点検することがとても重要になります。
小さな異常の段階で発見できれば、修繕費用も抑えられ、利用者様への影響も最小限にすることができます。
オーナー様にとっても資産価値の維持につながるため、巡回点検は賃貸管理において欠かせない業務です。

管理会社の価値は現場にある
賃貸管理会社の役割は、家賃管理や契約手続きだけではありません。
今回のような設備不具合への対応も重要な仕事の一つです。
現場では予想外の出来事が日々発生します。
その際に、
「すぐに現地へ向かう」
「状況を確認する」
「できる対応を行う」
「被害の拡大を防ぐ」
こうした積み重ねが入居者様やオーナー様の安心につながると考えています。
派手な仕事ではありませんが、こうした日々の管理業務こそが安定した賃貸経営を支える土台になっています。
まとめ
今回は管理駐車場に設置されていたブレーカーボックスの破損を発見し、会社にあった資材を利用して応急補修を行いました。
腐食した横板をコンパネで交換し、天板にはプラダンを加工して取り付けることで、雨水の侵入を防止することができました。
設備は年月の経過とともに少しずつ劣化していきます。しかし、定期巡回による早期発見と迅速な対応によって、大きなトラブルを未然に防ぐことが可能です。
当社では今後も定期的な巡回点検と設備管理を通じて、入居者様や利用者様が安心して利用できる環境づくりに努めてまいります。
賃貸管理や建物管理、駐車場管理についてご相談がございましたら、お気軽にお問い合わせください。


