
管理会社の現場DIY:岐阜市でEEスイッチの4mセンサーを安全に覆う自作ツールの作り方
4mの天井センサーを“安全に・確実に”覆うための自作ツール
― EEスイッチの仕組みから、実際に作って成功した方法まで ―
先日管理しているアパートの共用灯を交換しました。


取り替えたあと、しっかり点灯するかテストをしたかったのですが、EEスイッチがかなりの高さにあることが判明し、また夜に、点灯しているか見に行くことになってしまいました。
天井が3〜4mもあると、手が届かないどころか、脚立を使っても不安定で危険です。
なんとかして高い場所にある照明のセンサーを一時的に覆いたい。
そこで私は、「長い棒の先に“カップ状のもの”を付けてセンサーを覆う道具」を作れないかと考えました。
消防設備点検で使われる“テストカップ”のようなイメージです。
この記事では、
・EEスイッチとは何か
・私が検討した方法
・実際に試した道具
最終的に完成した“最適な自作ツール”
をまとめて紹介します。
■ EEスイッチとは何か
まず前提として、今回扱う照明は EEスイッチ(省エネスイッチ) で制御されています。

● EEスイッチの役割
EEスイッチとは、
照度センサーを使って、照明を自動でON/OFFする省エネ機能
のことです。


一般的には次のような動作をします。
・周囲が暗くなると照明をON
・明るくなると照明をOFF
つまり、センサーが“暗い”と判断するかで照明が制御されます。
● なぜセンサーを覆う必要があるのか
照明のテストをしたいときに、
センサーを一時的に“暗くする”必要があります。

しかし、
・天井が高い
・センサーが壁の上部にある
・脚立が使えない
といった状況では、センサーに直接触れることができません。
そこで、
“高所にあるセンサーを覆うための道具”
が必要になります。
■ まずは既製品を調べてみた
最初に考えたのは「既製品で代用できないか?」ということでした。
● 高所作業用のテストカップ
プロが使うだけあって、
・伸縮ポール
・カップ型の覆い
・角度調整ジョイント
が一体化していて非常に便利です。
ただし、価格は 1〜3万円 と高め。
たまに使用する道具としては、ちょっと使うにはオーバースペックでした。
● カメラ用の一脚か自撮り棒+自由雲台
次に検討したのが、カメラ用の一脚と自由雲台の組み合わせ。
これは非常に合理的で、
・1/4インチネジで何でも取り付けられる
・雲台で角度調整が自由
・4m級の一脚も存在する
というメリットがあります。
ただし、
「先端に付ける“カップ”をどうするか?」
という問題が残りました。
● 計量カップを雲台に取り付ける案
計量カップの底に穴を開けて、
1/4インチネジで固定する方法も検討しました。
これは実現可能ですが、
・カップの強度
・取り付けの安定性
・高所でのブレ
など、実際に使うときの不安が残りました。
■ もっと簡単で、もっと軽い方法はないか?
いろいろ検討した結果、
「もっとシンプルでいいのでは?」
という考えに至りました。
必要なのは、
・長い棒
・センサーを覆える“カップ状のもの”
この2つだけです。
そこで思いついたのが、
フローリングワイパー用のポール
と
金属製の菓子缶
でした。
■ 実際に作ってみた:フローリングワイパー用ポール+金属缶
結論から言うと、
この組み合わせが驚くほど完璧に機能しました。
● フローリングワイパー用ポール

この棒は、
・とにかく軽い
・適度に硬い
・長さがちょうど良い
・先端が平らで物を貼り付けやすい
という、まさに理想的なポールでした。
掃除用具として作られているため、
長時間持っても疲れにくいのも大きなメリットです。
● 金属製の菓子缶

金属缶は、
・遮光性が完璧
・口径が広く、センサーを覆いやすい
・軽い
・形がシンプルで扱いやすい
という、こちらも理想的な素材でした。
● 両面テープで貼り付けるだけ
作り方は驚くほど簡単です。
・ポールの先端をきれいにする
・強力両面テープを貼る
・金属缶をそのまま貼り付ける
これだけで完成です。


■ 実際に使ってみた結果
4mの天井にあるセンサーに向けて、
棒を伸ばして缶をそっとかぶせてみました。


結果は――
試した場所のスイッチはすでに使われておらず、
別の場所にあったEEスイッチで成功しました。

缶の遮光性が高いため、
センサーは「暗くなった」と判断し、
照明が問題なく作動しました。


さらに、
・ワイパーポールも缶も軽いので操作しやすい
・ワイパーポールのしなりがちょうど良い
・天井にも壁のセンサーにも角度を変えれば対応できる
という、予想以上の使いやすさでした。
■ 改良するならここ
実用上はこのままで十分ですが、
さらに安定させたい場合は次の工夫ができます。
● 缶の底にスポンジを貼る
センサーに当てたときの衝撃を吸収し、
壁や天井を傷つけにくくなります。
● 缶の内側に黒テープを貼る
遮光性がさらに高まり、誤作動が減ります。
● ネジで固定
高所での作業でも安心です。
■ まとめ:最終的にたどり着いた“最適解”
いろいろ検討した結果、
私が最も満足したのは次の組み合わせでした。
・フローリングワイパー用ポール
・金属製の菓子缶
・強力両面テープ
この3つだけで、
4mのセンサーを安全に・確実に覆えるツールが完成します。
しかも、
・軽い
・安い
・作るのが簡単
・収納も楽
という、既製品にはないメリットが揃っています。
「もっと複雑な仕組みが必要かも?」
と思っていたのですが、
実際には シンプルな素材の組み合わせが最も強い という結論になりました。
■ おわりに
もしあなたも高所のセンサーを覆う必要があるなら、
ぜひこの方法を試してみてください。
特別な工具も技術も必要ありません。
家にあるもの、または100円ショップで揃うもので、
十分に実用的なツールが作れます。
そして何より、
「自分で工夫して作った道具がちゃんと機能する」
というのは、ちょっとした達成感があります。
今回の作業を通して感じたのは、現場の小さな困りごとでも、工夫次第でスピーディーに解決できるということです。契約者の皆様に安心して物件をご利用いただくためにも、今後もこうした細やかな対応を大切にしていきたいと思います。
地域の皆さまのお役に立てるよう、これからも丁寧な管理を心がけてまいります。


