
岐阜市で井戸水の水質検査をする方法|採水のコツ・容器の受取・届出まで完全ガイド
【保存版】岐阜市で井戸水の水質検査を行う方法
〜採水のコツから検査機関、届出のポイントまで不動産管理会社が徹底解説〜
岐阜市では、古くから地下水が豊富で、現在でも多くのご家庭や事業所が井戸水を利用しています。飲料水としてはもちろん、庭木の散水、農作業、工場用水など、用途はさまざまです。しかし、井戸水は「自然の恵み」である一方、水質の安全性は自動的に保証されるものではありません。周辺環境の変化や設備の老朽化により、気付かないうちに水質が悪化しているケースもあります。
今回、業者さんにおまかせするのではなく、自ら水質検査に行ってみました。
不動産管理会社として、私たちは入居者様の安心・安全を守るため、井戸水を利用する物件では定期的な水質検査を強く推奨しています。本記事では、岐阜市で井戸水の水質検査を行う方法を、採水のコツから検査機関、届出の必要性まで、実務目線で分かりやすくまとめました。
■ 1. なぜ井戸水の水質検査が必要なのか
井戸水は、上水道のように自治体による浄水処理や水質管理が行われていません。そのため、以下のようなリスクが潜んでいます。
・大腸菌などの細菌汚染
・鉄・マンガンなどの金属成分の増加
・農薬・有機溶剤などの化学物質混入
・地下水位の変動による水質変化
・井戸設備の老朽化による汚染
特に、飲料水として使用する場合は年1回以上の検査が必須レベルです。
また、賃貸物件や事業所では、入居者・利用者の健康に直結するため、管理会社としての責任も大きくなります。
■ 2. 岐阜市で水質検査を依頼できる場所
岐阜市では、公的機関である「岐阜市衛生試験所」を中心に、複数の窓口で検査受付や容器配布が行われています。
● 岐阜市衛生試験所(検査の中心機関)

住所:岐阜市三田洞東5丁目6番1号
受付:月〜木(祝日・前日除く)8:45〜15:00
料金:基礎12項目 8,030円(細菌+理化学)※2026年4月現在






岐阜市で最も利用されている公的検査機関で、飲料水としての安全性を確認するための基本項目を網羅しています。
● 岐阜市保健所(生活衛生課)
住所:岐阜市都通2-19
受付:毎週火曜(祝日・前日除く)8:45〜12:00
衛生試験所まで行けない方のためのサブ受付窓口です。
● 北保健センター・南保健センター(容器配布のみ)
北保健センター:岐阜市長良東
南保健センター:岐阜市茜部菱野
受付:平日 8:45〜17:30
※ 保健センターでは採水容器の受け取りのみ可能
※ 検体の提出は衛生試験所または保健所へ
■ 3. 採水容器の種類と用途
岐阜市で配布される容器は、検査項目に応じて3種類あります。
容器の種類 容量 用途
・滅菌容器(細菌用) 200mL 大腸菌などの細菌検査
・プラスチック容器(大) 1L 理化学検査(色度・濁度・pHなど)
・ガラス容器(小) 100mL 特定項目の理化学検査

市販のペットボトルなどは使用不可なので、必ず専用容器を受け取ってください。
■ 4. 採水のコツ(失敗しないための重要ポイント)
水質検査で最も多いトラブルが「採水ミス」です。
特に細菌検査は非常にデリケートで、採水方法を誤ると本来は安全な水でも“×(不適)”判定が出てしまうことがあります。
ここでは、現場でよくある失敗例とともに、正しい採水方法を詳しく紹介します。
● ① 蛇口の洗浄と流水は必須
石鹸で手を洗ったあと、採水前に蛇口をしっかり洗い、10分ぐらいは水を流してください。
蛇口内部に溜まった水や汚れが混入すると、細菌検査に影響します。



よくある失敗例
・朝一番の水をそのまま採水してしまう
・井戸ポンプを動かしていない状態で採水する
・ホースの先端から採水してしまう(絶対NG)
● ② 容器の内側には絶対に触れない
細菌検査用の容器は滅菌されています。
蓋の内側や容器の口に触れると、手の常在菌が混入し、大腸菌陽性の誤判定が出ることがあります。



ポイント
・蓋は片手で持ち、内側を上に向けて保持
・容器の口は蛇口に触れさせない
・採水はスムーズに行う
● ③ 容器は満杯にしない
理化学検査用の容器は、少し空間を残して採水します。
満杯にすると、輸送中に漏れたり、検査時に扱いにくくなります。



● ④ 採水後はできるだけ早く提出
細菌は時間とともに増殖・死滅するため、採水当日の提出が必須です。
特に夏場は変化が早いため、午前中の採水をおすすめします。

■ 5. 検査の流れ(岐阜市の場合)
・保健センターまたは衛生試験所で容器を受け取る
・正しい方法で採水する
・衛生試験所または保健所へ持ち込む
・検査(細菌+理化学)
・結果が郵送で届く(10日〜2週間程度)
結果票には、水道法の基準に対する「適・不適」が明記されます。
■ 6. 届出は必要?井戸の種類で変わります
井戸水の検査そのものに届出義務はありませんが、井戸の種類によっては届出が必要です。
● 届出が必要なケース
・小規模専用水道(動力揚水・吐出口40mm以上・ポンプ1.5kW以上)
・小規模受水槽水道(受水槽を設置している施設)
・地下水利用に関する届出(岐阜市地下水保全条例)
● 一般家庭の井戸
・届出不要
・ただし 年1回以上の水質検査が推奨
不動産管理会社としては、物件の井戸がどの区分に該当するかを把握しておくことが重要です。
■ 7. 不動産管理会社としてのポイント
井戸水を利用する物件では、以下の点を押さえておくと管理がスムーズになります。
・入居前に水質検査を実施し、結果を保管
・年1回の定期検査をスケジュール化
・井戸設備の老朽化チェック
・異臭・濁りなどの相談があれば追加検査を案内
・井戸の種類に応じて必要な届出を確認
特に賃貸物件では、入居者の安心感につながるため、検査結果を見える化しておくことが信頼構築に有効です。
■ まとめ
岐阜市で井戸水の水質検査を行うには、
・専用容器を受け取り
・正しい方法で採水し
・衛生試験所または保健所へ提出する
という流れが基本です。
井戸水は便利でコストも抑えられますが、管理を怠ると健康被害につながる可能性があります。不動産管理会社としては、定期的な検査と適切な情報提供を行い、入居者様が安心して生活できる環境を整えることが大切です。
井戸水の管理や検査スケジュールの作成など、運用面でお困りの際はお気軽にご相談ください。岐阜市の地域特性を熟知した管理会社として、最適なサポートをご提供いたします。


