
岐阜市の空室貸家の玄関にアシナガバチの巣を発見!夕方に駆除した理由と安全な対処法
賃貸住宅を管理していると、設備不具合や雑草の繁茂だけでなく、思いもよらない問題に遭遇することがあります。今回は岐阜市内で管理している賃貸住宅の空室において、アシナガバチの巣が発見された事例をご紹介します。
「空室だから大丈夫」と思われがちですが、実は誰も出入りしていない住宅ほど害虫や害獣の被害が発生しやすい傾向があります。
今回の対応内容とあわせて、アシナガバチの特徴や駆除を夕方に行うメリットについてもご紹介したいと思います。
※ハチの画像が記事内に表示されていますので、苦手な方は見ないことをおすすめします。
空室の玄関にアシナガバチの巣があるとの連絡
先日、岐阜市内の管理物件について、「玄関付近にハチの巣があるようだ」との連絡を受けました。
ハチの種類によっては非常に危険な場合もあるため、すぐに現地へ確認に向かいました。
現場へ到着すると、玄関の外に設置してあったメタルラックにアシナガバチが巣を作っていました。
巣の大きさは直径約10cmほど。
アシナガバチ特有の六角形の巣穴がむき出しになっている形状で、巣の周囲には多数のハチが確認できました。
幸い空室であったため人的被害はありませんでしたが、もし内覧者や管理業者が気付かず近づいていたら刺される危険性もあった状況です。

【わかりますか?】

【メタルラックのここに巣がありました】
アシナガバチとはどんなハチ?
アシナガバチは日本全国で見られる比較的身近なハチです。
名前の通り足が長く、飛行中に脚をぶら下げるように飛ぶのが特徴です。
スズメバチと比べると攻撃性は低いとされていますが、それでも巣に近づいたり振動を与えたりすると防衛本能から刺されることがあります。
特に以下のような場所に巣を作ることが多く見られます。
- ・軒下
- ・ベランダ
- ・エアコン室外機周辺
- ・物置
- ・駐輪場
- ・メタルラック
- ・雨戸の戸袋
- ・雨の当たりにくい場所
今回のケースでは玄関脇のメタルラックが絶好の営巣場所になっていました。
風雨を避けることができ、さらに人の出入りがない空室であったため、アシナガバチにとって居心地の良い環境だったのでしょう。

【ハチもたくさんいました】
空室はハチが巣を作りやすい
管理物件を巡回していると、空室ほどハチの巣を発見するケースが多いと感じます。
理由は非常にシンプルです。
人の出入りがないからです。
人が頻繁に利用する場所は振動や物音が発生します。
しかし空室になると数週間から数か月にわたり誰も出入りしない状態になります。
ハチにとっては外敵が少なく、安全な場所として認識されやすくなります。
特に春から夏にかけては営巣活動が活発になるため注意が必要です。
わずか数センチだった巣が、気付いたときには10cm以上に成長していることも珍しくありません。
そのため管理会社による定期巡回や空室点検が非常に重要になります。
なぜすぐに駆除しなかったのか?
現地確認時は日中でした。
その時点で巣には多数のアシナガバチが活動している状態でした。
もちろん、その場で駆除することも不可能ではありません。
しかし今回は18時頃に改めて現場へ訪問し、駆除を行うことにしました。
実は夕方から夜にかけてはハチ駆除を行う上で大きなメリットがあります。
夕方に駆除するメリット
① 巣にハチが戻っている
日中のアシナガバチは餌を探すため広範囲を飛び回っています。
そのため昼間に巣だけを除去してしまうと、外出していたハチが戻ってきて周辺を飛び回る可能性があります。
夕方になると多くの働きバチが巣へ戻ってくるため、一度の駆除でまとめて処理しやすくなります。
効率的で再発防止にもつながります。
② ハチの活動が鈍くなる
日中は非常に活発に飛び回っているアシナガバチですが、夕方になると活動量が減少します。
気温も下がり始めるため動きが鈍くなり、殺虫剤も効果を発揮しやすくなります。
駆除する側の安全性も高まるのです。
③ 刺傷事故のリスクを減らせる
ハチが活発な昼間は興奮状態になることも多く、刺激を与えると防衛行動を取ります。
夕方は比較的落ち着いているため、危険性を下げながら作業を進めることができます。
もちろん防護対策は必要ですが、より安全に作業ができる時間帯といえます。
実際の駆除作業
当日の18時頃、改めて現地を訪問しました。
事前に準備したハチ専用のスプレー殺虫剤を使用し、十分な距離を保ちながら巣全体に噴射しました。
殺虫成分が巣全体に行き渡るよう慎重に散布し、活動していたハチの動きが止まったことを確認しました。


その後、巣をラックから取り外し撤去しました。
撤去後は周辺に残った個体がいないか確認し、再営巣防止のため巣があった場所も点検しました。
今回のケースでは比較的初期段階の巣だったため、大きな問題になる前に対応することができました。

ハチの巣を見つけたら無理をしないこと
ハチの巣を見つけた際、
「小さいから大丈夫」 「自分で取れそう」
と思う方も少なくありません。
しかしハチは巣を守るために攻撃してくることがあります。

特にスズメバチの場合は非常に危険です。
また、過去に刺された経験がある方はアナフィラキシーショックを起こす危険もあります。
次のような場合は無理をせず専門業者へ相談することをおすすめします。
- ・ハチの数が多い
- ・高所に巣がある
- ・スズメバチの可能性がある
- ・駆除経験がない
- ・防護服がない
安全を最優先に考えることが重要です。
定期巡回の大切さを改めて実感
今回の事例では、空室物件にできたアシナガバチの巣を早期に発見し、無事に駆除することができました。
もし発見が遅れていた場合、
- ・内覧者が刺される
- ・管理業者が被害に遭う
- ・巣がさらに大きくなる
- ・クレームや事故につながる
といったリスクが考えられます。
空室管理というと室内清掃や設備確認に目が向きがちですが、建物周辺の安全確認も非常に重要な業務です。
特に春から秋にかけては、ハチの巣の有無を含めた外回りの点検が欠かせません。
まとめ
今回、岐阜市内の空室管理物件において、玄関横のメタルラックに直径約10cmのアシナガバチの巣を発見しました。
日中に現地確認を行った後、ハチの活動が落ち着く18時頃に再訪し、ハチ専用スプレーを使用して安全に駆除・撤去を実施しました。
夕方に駆除を行うことで、
- ・ハチが巣へ戻っている
- ・活動が鈍くなっている
- ・安全性が高まる
というメリットがあります。
賃貸住宅の空室は人の出入りが少ないため、ハチにとって営巣しやすい環境になりがちです。
今後も定期巡回を通じて、入居者様やオーナー様が安心できる管理を続けてまいります。
空室管理や建物管理でお困りのことがありましたら、お気軽にご相談ください。


